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2018年3月29日木曜日

海底断層と地震と原子力発電所

日本はユーラシア大陸の端にあります。ヨーロッパでは、
「日本の不幸はすぐ隣に乞食国家があることだ」
と言われているらしいですが、今回は乞食国家ではなくもう一つの不幸、地震にかかわる話です。
南海地震はいつくるのとか、東海・東南海・南海の三連動地震がどうとかいう報道が時々あるので、地震について詳しい人が増えました。地震をよく知っている輩が私に得意げに語ることが増えました。時々、意地悪い質問をしてあげます。プレートって何?なぜプレートがずれるの?固体のマントルが対流するのはなぜ?津波はなぜできるの?などなど・・・・。
私もよく知りません。そこらの輩よりは知っています。大学の専門でしたから・・・・。というわけで、日本の構造線を図示しておきます。グーグルアースから作成したものです。

軽ーく説明しておきましょう。赤で書いているのが南海トラフで東端は駿河トラフといいます。トラフと海溝と断層とはまあ少し違うけれども、ここでは同じものと考えた方が簡単です。この南海トラフ上では史上最大級の地震が何度も起こっています。今度起こると思われる南海地震もここで起こると言われています。浜岡原発の近くを通るため、震源の位置によって原発に被害が起こる可能性はかなり高いです。

南海トラフの延長は糸魚川静岡構造線に繋がりますが、その繋ぎ目は富士川河口断層帯といいます。この富士川河口断層帯は南海トラフと同時に活動するとも言われています。糸魚川静岡構造線は日本列島を折り曲げている大断層でその延長は日本海へ伸びています。この断層上では長野県北部地震日本海中部地震が起こっています。

中央構造線は南海トラフに並行して東西へ伸びますが、だいたい東の方が活動的で西の方はあまり活動的ではありません。過去の例では中央構造線で起こる地震は、震源が移り変わっていく連鎖地震の傾向があります。この中央構造線の近くには、またも出ました浜岡原発と断層上に伊方原発があります。活動的でない部分とは言え、日本有数の活断層上にある原発など正気の沙汰とは思えません。ここでは慶長連鎖地震や西端では熊本地震も起こっています。

日本海溝を中心とした海溝群は、多数の福島県沖地震の震源となっています。
また相模トラフ関東大震災を引き起こした断層です。

私は原発反対派ではありません。

日本は活断層が非常に多く、常に動き回って地震を起こしています。断層の研究には最適かも知れませんが、原子力発電所を作るには最悪の地質と言えます。例えば、アメリカやロシアなどは安定した大陸プレート上にあるため、活断層や地震はほとんどありません。日本はぐちゃぐちゃと5つのプレートの交点で、断層や地震・火山活動などが活発に起こる場所です。

これを念頭に置くと、福島の原発災害は津波のせいではないことがわかります。津波は単なるきっかけに過ぎず、本当の原因は「日本の地質の特性を無視した原子力発電所の建設」です。






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